日本に受け継がれてきた価値を、次の時代へ。
Living Culture for the Next Thousand Years.
Continua は、日本に受け継がれてきた文化的・精神的な価値を、次の時代へ接続するためのプロジェクトです。
寺院、美意識、思想、祈り、建築、自然観、暮らし。長い時間の中で育まれてきたものを、現代と世界にひらき、未来へ継承していく。それを、メディア・体験・物販・支援の循環を通じて行います。
創刊の一年(Phase 0)は、日本の禅寺のナラティブストーリーから始めます。寺院を「Living Culture(更新され続ける文化)」として位置づけ、その所作と思想を、長い読み物として記録し、世界へ届けます。やがて、工芸・庭・暮らし・自然観の領域にも、物語を展開していきます。
なぜ、いま、寺院の物語なのか
日本には、約七万七千の寺院があります。そのうち多くが、後継者不足や檀家制度の衰退によって、消えゆこうとしています。
けれど、それらの寺院が八百年、千年にわたって守ってきたものは、檀家制度のための「もの」ではありません。生活の所作、季節の感覚、言葉の使い方、空間の作り方 — 日本文化そのものの源流です。
Continua は、寺院を観光案内するメディアではなく、「Living Museum(生きた美術館)」として位置づけ、そこに保存されているものを、現代に、世界に、開いていきます。
なぜ、禅から始めるのか
日本には七万を超える寺院がありますが、Continua はそのなかでも、まず禅の寺院から始めることにしました。理由は三つあります。
一つ、所作と沈黙が、最も密に編まれた文化だから
禅の作法には、所作・呼吸・沈黙・季節が、密に編み込まれています。座禅、作務、托鉢、写経、茶礼。どれも、現代の私たちが最も切実に必要としているものに、最も鋭く触れる文化です。
二つ、世界に対して、すでに開かれた言語だから
Zen はこの百年で世界共通語になりました。マインドフルネス、ミニマリズム、スローライフ——西洋の現代文化に流れ込んだ多くの源泉が、ここにあります。Continua は、その世界に対して、本物の禅を、丁寧な言葉で返す試みでもあります。
三つ、写真と物語の両方で語るのに、最もふさわしい場所だから
禅の寺院は、沈黙と余白を、まず尊重する場所です。だから、写真も、物語も、その「間」を持って語れる。私たちが目指している編集の質と、最もよく響き合う場所です。
Continua の最初の章は、禅から始めますが、真言、浄土、日蓮、それぞれの寺院の物語も語ります。
編集の原則
私たちが寺院のストーリーを語るときに、守っている三つの原則。
- 01 第三者視点で語る。住職一人称ではなく、住職に語ってもらうスタイルを取る。
- 02 宗派の「正しさ」は主張しない。住職個人の解釈を、その人の言葉で残す。
- 03 電子論争を避ける。宗派間の違い、歴史論争に立ち入らない。
編集者
Continua は、現在、一人の編集者によって運営されています。取材、執筆、撮影、翻訳、サイト設計、すべて。創刊一年目は、一人で続けられる範囲で、丁寧に物語を残していきます。
小金澤 良太
編集者・創刊者
プロダクトマネージャー、Web エンジニアとして 10 年以上働いてきた。仏教文化と、日本に残る「長く続いてきたもの」に関心がある。Continua は、その関心から始めた個人プロジェクト。寺院への取材、執筆、撮影、翻訳の下書き、サイト設計、すべてを自分で行っている。
※ この画像は説明(イメージ)目的で使用しています
写真や翻訳など、いずれは専門家と組みたい仕事もあります。けれど、まずは編集者自身の手で、できる範囲を見極めていく一年にします。読者として、寺院の方として、あるいは協力者として関心を持ってくださる方は、ぜひご連絡ください。
印章としてのロゴ
Continua のロゴは、二つの要素から成り立っています。鶴の朱の 落款(印章) と、Cormorant Garamond の italic で組まれた ワードマーク。
日本の書画では、作家は自らの作品に印章を押して責任を示してきました。Continua も、ひとつひとつの物語に編集者として印を押す姿勢で、文化を届けていきます。
印章の中の白抜きは、円相(enso)— 禅画の「完成しない円」を模しています。「C」の文字としても、「続いていく流れ」としても読めます。完成ではなく、続いていく状態を象徴しています。
お問い合わせ
寺院の方からの取材のお声がけ、メディアからのお問い合わせ、その他のご連絡は以下より。
原則として、3営業日以内にご返信いたします。